B-HOT VOICE STUDIO SINCE 2004
VOICE&VOICE
VOL. 104 2023年 3月
ようやく春ですね。もうすぐ桜も咲き始めます。今年の春は例年より少し早い訪れのようです。
コロナの終焉も早く訪れてほしいものですね。
-VOICE-
『私と音楽と』 マリピー
はじめまして。
まず始めに。
とても遡る話ですが、某宝飾店のジュエリー・デザイナーだった父方の祖父が疎開していた三重県で私は生ま
れました。
私と音楽との出逢いは音楽好きだった両親が新婚時代、その当時田舎での生活で娯楽も余りなく、休日に親
友や母の弟、会社の同僚を自宅に招き、クラシックレコードの鑑賞やら時に社交ダンスや麻雀などしていたこ
ともあったと幼心に記憶しています。
大学で交響楽団のクラブに入りヴィオラを練習していた父は、当然のごとく私にヴァイオリンを習わせました。5
歳くらいだったと思います。
私は幼稚園に出かける前、いつもその当時毎朝ラジオから流れる安西愛子さんの「歌のおばさん」を聞いてか
ら出かけていました。
この番組では全国の小学校を回り、今でいうオーデイションのようなものがあり、当時小2だった私は何を思った
か歌など習ったことがないにもかかわらず、手を挙げて「春の小川」を歌い見事落選しました。
ヴァイオリンは小3の時、父の転勤で三重県から東京の杉並の父の実家に住むようになった時、父から「ヴァイオ
リンとピアノとどちらを習いたいか?」と聞かれ、即ピアノと答えました。
ヴァイオリンは本当に正確な音を出すのが難しかったからでした。
初めて身近に英語の音楽に触れたのは中学の時、英語の塾の先生がXマスに「White Christmas」を教えて
くださった時でしょうか? 美しい歌だと思いました。
中学卒業時に謝恩会というのがありました。謝恩会といっても単に式典のようなものだったので、つまらないと同
級生を誘い、こともあろうに担任に頼み込みデュエットで歌わせてもらいました。
曲名は忘れましたが、当時流行っていたポピュラーソングだったと思います。
今思うと冷汗ものです。
高校に入った私は、中学から始めていた軟式テニス部とその頃流行っていた軽音楽同好会なるものに入部し
ました。その同好会は3年生だけのエレキギター、ドラム、キーボードのトリオで、私はもちろんヴォーカルでした。
入部して間もなく、休み時間にキーボード担当の先輩が1年の私のクラスにずかずかと入ってくるなり、これ聴い
てみてと渡されたのは、メル・トーメのレコードでした。その後、マイルスの「死刑台のエレベータ」、ポール・デス
モンドの「Take Ten」も貸してくれました。
これが私のジャズとの最初の出会いです。
そして1年生の秋の文化祭、杉並公会堂で「シャレード」を歌いました。しかし、テニス部の練習が忙しく、そのま
ま止めてしまいました。
大学でもジャズ研と公式テニス部、文学会なるものに所属しましたが、編集者に憧れた私は母が亡くなったこと
もあり、ここでも歌うことを止めてしまいました。
がその頃流行の「ジャズ喫茶」によく出掛け、何故かインストものばかり聴いていました。
話が長くなり、すみません。 お話は飛んで。
今回、ミヤマ先生より「VOICE」の原稿を提案されるにあたり、つらつら私のジャズ修行を振り返ってみました。
14、5年前にカルチャーセンター 「初心者ヴォーカル教室」の門を叩き(その時の体験レッスンの課題曲は
Mistyだった)、以来グループレッスン、個人レッスン、ワークショップ等、多々先生にお世話になりその都度、
様々アドバイス、ご指導頂き、それらはひとつひとつその時の私にとって貴重でした。
そして今、こうして友人に紹介されミヤマ先生のレッスンにたどり着きました。
最近某首相の発言で物議をかもした「リスキリング」 なることばが、まさに私にとってのミヤマ先生のレッスン
を言い表しているでしょうか?
「ジャズを改めて、学びなおす」
この歳なのでプロになるわけではない、下手ウマを目指す?べき?
それはそれで難しいのだろうけれど。
でもライヴをしないと上手くなれないと言われるし?
でもまがりなりにも「ジャズを歌うのであれば、本当?のジャズを歌いたい」
楽しく学んで生きたいと思います。
そんなこんなですが、ミヤマ先生 宜しくお願い致します。
◇今月のわたし◇
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♪ミヤマひと言アドバイス♪
岩田京子さん ウクレレ弾き語り続けて下さいね。楽器の技術も日々の練習の積み重ねが物を言います。
大石めぐみさん 歌詞の内容に相応しい表現を見つけましょう。テンポもキーもリズムもそこが基本です。
Amiさん ノンビブラートを基本にしましょう。特にフレーズの途中のビブラートは避けましょう。
はまのぞみさん 配信も好調ですね。少しでも多くの人に聴いてもらえるようがんばって続けてください。
SARAさん 引き出しをどんどん増やしていきましょう。まず取り入れてから取捨選択してください。
sihosihoさん 難曲も諦めずに練習しているといつの間にかクリアーできます。大いに楽しみましょう。
石田真弓さん 段々と力が抜けていい感じになってきていますよ。スキャットも力を抜いてみましょう。
新居恵美さん 次に来る子音の準備をしてから発音すると子音が強くなって、うたが変わってきますよ。
松田芳枝さん ピッチが安定してきました。フレーズの最後の音をどううたうかを意識してみましょう。
Mackeyさん うたのダイナミクスがもう少しあるといいですね。クライマックスの場所も欲しいです。
桜井紀子さん 英語のリエゾンを意識してみましょう。フレーズにうねりが生れて硬さが取れてきます。
えみ子さん 口の中をもう少し広く大きく開けてうたってみましょう。ピッチが取りやすくなります。
玉井美知子さん 風邪の時の声が出ない、力が入らない状態を覚えておきましょう。とてもいい感じです。
菅原悦子さん 曲調によって、語るようなうたい方をしてみるのもいいですよ。表現の幅が広がります。
丸田町かおりさん 曲数を増やすよりも、1曲1曲のクオリティを上げていく方にシフトしていきましょう。
杉山敬子さん 歌詞の内容にぴったりくる表現を見つけましょう。その曲の主人公になってみましょう。
YOUさん YOUさんの声を生かしたうたい方が出てきました。何曲か集めておくといいと思います。
Yuriさん 自分には向いていないと思える曲でも、いくらでも自分らしくうたえるようになります。
liliさん 「声を抜く」場所を作るといいですね。ピアニシモからフォルテシモまで使いましょう。
富田節子さん 時間のある時にレッスンの録音をよく聴いてみてください。進歩がかなり違ってきます。
ヒロさん 少し生真面目過ぎる感じがします。時々鼻歌をうたう調子でうたってみるといいですよ。
平野佐恵子さん 英語のリエゾンに慣れましょう。不得意なメロディも何度も繰り返して練習しましょう。
空空さん うたい過ぎずに語るようにうたうためには、子音を強目に発音してみるといいでしょう。
ざくみさん 口の中を今の3倍以上大きく広く開ける事が必要です。その時出た声を覚えてください。
マリピーさん 身についてしまった癖が少しづつ取れてきています。この調子で着々とやってください。
ツボナツさん どうやって曲のドラマを表現するかを追求してください。自分の強味を生かしましょう。