B-HOT VOICE STUDIO SINCE 2004
VOICE&VOICE
VOL. 112 2024年 7月
梅雨に入って、既に夏日や熱帯夜が続いて体調管理が大変ですね。ここに来て
コロナがまた流行ったり、インフルエンザまで居座ったり、なかなか安心できませ
んね。今年の夏は史上最高気温になることが予測されています。水分補給や塩分
摂取など、熱中症対策にも気を付けて、なんとか乗り切っていきましょう!
-VOICE-
『心優しきわが師 ミヤマカヨコ』
小野曜子
長い年月人生を歩いていると、そこには思いがけない吉事や凶事が前触れもなくやってくる、と分かってくる。
音楽に関していうなら、私の場合、ミヤマカヨコ先生に出会ったこと、これが予期しなかった最大級の吉事と
言っていいだろう。
昔から音楽が好きで、若い頃、特にピアノを弾くのが好きで、クラッシックを長く練習してきた、しかしそのうち、
もちろん様々な表現方法はあれども、基本は楽譜通りに弾くクラッシック音楽に飽きてきた、その同じ頃、大
学軽音楽部で属していたギターを弾きながらコピーして歌うアメリカンフォークも下火になり、これにも飽きて
きた。それからは音楽とはほぼ無縁の、子育てと、仕事と、スポーツ三昧の25年間を過ごした。
その後、何がきっかけだったかもう思い出せないが、ジャズを歌いたくなった。コミュニティーセンターのジャズ
教室から始まり、少し欲が出て、誰かいい個人レッスンの先生はいないかと探していた時、とにかく一番近所の
レッスン教室に行ってみようと思い立ち、そこで出会ったのがミヤマ先生だ。歩いて 10 分、それをさらに自転車
で通って 5 分という近距離。幸運だ。
レッスンは決して生易しくはない。辛口の指導がバシバシ来る。
つい先日 Lullaby Of Birdland のスキャットを Sarah 風に真似したくて歌っていた時のこと。八分音符の連続
でそれをリズム感なくノリ悪く歌っていた私に「テンテンテンマリテンテマリ、じゃないんだから!」と来た。まさに
私が歌っていたのはそれ、そのノリ。厳しい指摘。もう吹き出すしかなかった。
こんな様子で、口では優しいことは言えないわが師だが、決して嫌にならない。その心の奥底に生徒がなんと
か少しでもうまく歌えるようにと思うまっすぐな熱心さと、表には出したくなさそうな優しさを感じ取るからだ。きっと
生徒さんたちはみんな同じ思いでミヤマ道場に通っている。玄関前の猫に向けるあの眼差しと、まさに猫なで
声は、この人の心は優しいという一つの証左になる。
わが師、ミヤマカヨコは、ツンデレ(少し古いか?) だ。
願わくは、あの発声練習、ミヤマ道場の屋台骨ともいえるあの練習が復活することを。
#インフォメーション
新居恵美:
●7/18(木) Jolly Jelly LIVE?
Open 18:30 19:30-21:30 (2sets)
出演: 新居恵美(Vo) リン・ヘイテツ(Pf) 鉄井孝司(Ba)
@吉祥寺ストリングス https://www.jazz-strings.com
MC 3,300 円+オーダー
●8/31(土) Beautiful Films and Beautiful Music
Open 18:00 19:00-21:30 (2sets)
出演: 桜井紀子 岩佐正明 宮下晶子 Vocals
--------川畑淳 Piano 大塚義将 Bass 金井塚秀洋 Drums 新居恵美 Vocal&Produce
@赤坂トナリテ https://www.akasakatonalite.com/
MC 2,500 円(予約)/3,000 円(当日)TC 1,000 円+2 オーダー
●9/10(火)モンクストリオライブ
Open 18:00 19:00-22:15 (3sets)
出演: 小林陽一 Drums リンヘイテツ Piano 中村新太郎 Bass
-------ゲストヴォーカル 田中みづえ Vocal 新居恵美 Vocal
@六本木オールオブミークラブ https://allofmeclub.net/
--- MC 4,300 円+オーダー
◇今月のわたし◇
▽体調管理に気をつけて夏を乗り切りましょう! ←石田真弓 長い夏になりそう〜
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♪ミヤマひと言アドバイス♪
岩田京子さん -------うたを立体的にしたいですね。メロディの意味、音程の意味、距離感を考えてみましょう。
大石めぐみさん -----基本的にビブラートを付けずにうたってみましょう。歌詞の意味を理解して歌いましょう。
Ami さん ----------子音を深い所から発声しましょう。曲の構成を見極め、その中で変化をつけてみましょう。
はまのぞみさん -----他の人とは違う自分の個性を徹底的に追及していきましょう。今の路線でいいと思います。
SARA さん ---------曲によって歌うトーンを変えるといいです。個性を生かすレパートリーを増やしましょう。
sihosiho さん -------舌が回りにくい箇所は、まずテンポを落として確実にしてから徐々に戻していきましょう。
石田真弓さん -------スキャットは堂々とやってください。うまく纏めようとしない姿勢が大切です。図太く!
新居恵美さん -------出す所と抜く所を作りましょう。力が入ってビブラートが付いてしまう癖を取りましょう。
松田芳枝さん -------弾き語りのシンガーのうたい方を参考にしてみるといいですよ。抜き所がキーになります。
Mackey さん -------うたの出だしが強くて後が尻つぼみになる傾向を直しましょう。ダイナミクスが必要です。
桜井紀子さん -------うたい過ぎないようにしたいです。メロディに気を取られ過ぎず、歌詞を優先しましょう。
えみ子さん ---------もう少しだらしない感じでいいですよ。ちょっと生真面目すぎてうたが硬くなっています。
玉井美知子さん -----メトロノームを必ず使って練習しましょう。上手くできないところは反復練習しましょう。
菅原悦子さん -------ポピュラーソングもタイミングの取り方やテンポで、大人のうたに変えることができます。
丸田町かおりさん ----細かいところを丁寧に点検しながらやっていくことで、曲の稜線がくっきりしていきます。
萩田早苗さん -------せっかく自分で考えたフェイクフレーズですから、曖昧にしないで確実にうたいましょう。
杉山敬子さん -------時々ラッシュしてしまうので、うたいながら自分のうたを客観的に聴けるといいでしょう。
Yuri さん -----------うたう時の姿勢に注意してください。ノリ方がワンパターンにならないようにしましょう。
lili さん -------------お気に入りの曲が増えると楽しいですね。うたってみたい曲をリストアップしてください。
すたんざさん -------不必要なビブラートを避けましょう。自分の本来の声のトーンを忘れないことが大切です。
ヒロさん -----------曲の内容によってうたうトーンを変えてみましょう。軽さと明るさが出てくるといいです。
ざくみさん ---------慌てないでうたいましょう。自分の波を最初から最後までキープして歌うことが大事です。
マリピーさん -------焦って曲数を増やすより、1 曲 1 曲をしっかり練習して自分のものにしていってください。
局田奈都子さん ----発声を高い位置にキープしたままうたいましょう。重くて暗いトーンを極力避けましょう。
みどりさん ---------ピッチとタイミングが大事です。どの場所にアクセントを置くか、抜くかを考えましょう。
浦野友彦さん ------全部の音を同じ圧でうたわないようにしましょう。例えば助走の部分は抜いてみましょう。
モカさん -----------うたの出だしが力まないようにしましょう。経過音を付けずダイレクトにうたいましょう。
Kannakuzu さん ----まずはうたう時の姿勢を直しましょう。発声も発音もリズムも共通して姿勢が影響します。
Horihorri さん ------抜くところを作りましょう。間隔があいても構わないので、続けてやって行ってください。
ドリーさん ---------全部の音符を同じ大きさでうたわないようにしましょう。しゃくらないようにしましょう。
としこさん ----------うたが立体的になるために必要なことを考えましょう。英語が雑にならないように要注意。