VOICE VOICE

VOL. 37   2012 1 月 号

 

新年明けましておめでとうございます。今年も楽しく、前向きに、自分らしくうたって行きましょう!

うたは元気の素です。色々な意味で私たちを助けてくれます。自分発見のチャンスをもたらして

くれます。みなさんにたくさんの歓びが訪れますように!

 

 

 

VOICE

『フランス歌曲からジャズへ』    蘭

 

私は若いころから楽器や歌を習っていました。ある日、長いフランス生活を終えられて帰国したフランス歌曲の歌手の歌をホールで聴き、独特の柔らかい響きのある発声で歌われるフォーレやドビュッシーの歌に魅かれ、その歌手の方にレッスンを受けることにしました。厳しいレッスンを受け、まだまだ私の歌もこれからという時、先生は若くして他界されてしまったのです。

 

それからは家庭に入り忙しくなったこともあり、長い間歌うこともなくなりましたが、ある時、ジャズの CD を聞きジャズのバラードを歌ってみたくなりました。ジャズの教室に行きましたが、もとが歌曲の発声ですからうまく歌えるはずもなく、しばらく習って挫折してしまいました。

 

それから十年位は、シャンソン、カンツォーネ、など私には歌いやすいジャンルの歌を歌って過ごしましたが、やはり残りの人生は自分に合わなくても好きなジャズを歌おうと思い、美山先生をお訪ねしました。先生はいつも丁寧に細かいところまで教えてくださいますから、お蔭で数年のうちに少しは 4 ビートやボサノバを歌えるようになりました。それでもジャズの勉強は遅い出発ですからなかなか身につかず、復習そして復習の日々ですが、先生もなかなか直らない私の歌の悪いところを、あきらめずに重ねて注意してくださいます。

 

まだジャズ歴が浅いのに厚かましいのですが、 30 代から 70 代という幅広い年齢層の七人組のジャズバンドを作ってみました。ちなみに私はだいたい真ん中位の年齢に当たります。バンドでライブをすることになり、私の歌でもジャズとして楽しんでいただけるかしらと不安でしたが、聞いている方々は皆とっても乗って楽しく聞いてくださいました。声はジャズらしくなってきたのかどうかはわかりませんが、先生に乗り方や歌い方などをしっかり仕込んで頂いたお蔭と、他メンバーのお蔭だと思います。

 

  フランス歌曲からジャズへの転身ですが、いつかフランス歌曲とジャズの融合も考えられる余裕ができると良いです。

 

今月のわたし  

♡マンゴー食べてマンゴ皮膚炎、唇腫れてます。    #上田桂子 食べ過ぎじゃない?

♡これから寒い冬、体調管理をしっかりしたいと思います。 石田真弓    寝る時には腹巻きと襟巻き。

iPhone デビューしました。別世界です(汗)。   加藤夕季 やっぱスマホ、必須かなあ。

♡心地よいジャズを聴いても感じなくなってしまった。 桜井紀子 責任感じるなあ。

*・・・ 美山こころの声

 

美山ひと言アドバイス

 

赤津あやさん     うたっている間に姿勢が悪くならないように注意しましょう。確実にリズムに乗りま

しょう。

 

岩田京子さん     苦手な低音を意識し過ぎているようですね。さっと通り過ぎるように感うたってみま

しょう。

 

大石めぐみさん    意欲の湧く目標を決めて取り組んでください。それぞれ色合いの違う曲を選んでみ

ましょう。

 

ちえさん         今年もやりがいのある新しい曲たちとの出会いを楽しんでください。 1 曲づつ進め

ましょう。

 

三沢ひろみさん    シンガーはどうしてもピアニストに左右されます。その点を踏まえてライブに臨みま

しょう。

 

中村亜海さん     背中をもっと使いましょう。発声がよくなるだけでなく子音の発音もはっきり強くなり

ます。

 

磯部崇史さん      メロディをしっかり覚えましょう。自分のひきだしにない音の動きに慣れる必要があ

ります。

 

山崎千晴さん     体の使い方に発見がありましたね。それを自分のものにしてください。発声が楽に

なります。

 

加藤夕季さん     子音をねばって発音してみましょう。全体としてはボーっとした感じでうたうといいで

すよ。

 

鈴木麻美さん     下顎に力が入らないようにしましょう。ちょうどアイマスクをする辺りを意識してくだ

さい。

 

今泉庸子さん     曲によっては少し位い投げやりで、だらしのない感じがする表現があってもいいと

思います。

 

南ひろみさん     発声はあくまでも空気を通すことが大切です。発音としては [O] の口の形に注意し

ましょう。

 

濱のぞみさん     胸声を磨きましょう。長い音符のうたい方が変ると、全体的な印象が違ってくると思

います。

 

SARA ☆さん     子音の練習を意識的にやってみましょう。大人っぽい表情も出せるようになるとい

いですね。

 

sihosiho さん      ピッチが浮つかないように注意しましょう。フレーズの最後がしぼまないようにしま

しょう。

 

Ayako さん       レガートの練習をしましょう。ピアノ、フォルテ両方ともコントロールする必要があり

ます。

 

野地恵子さん     フェイクフレーズ作りにもだんだん慣れてきましたね。さらに積極的にトライしてくだ

さい。

 

石田真弓さん     フレーズの最後を伸ばし過ぎる傾向があります。スパッと切ってうたうことも覚えま

しょう。

 

新居恵美さん      自然にグルーブして聴こえるように、 4 ビート曲の4分音符のうたい方を身に付け

ましょう。

 

松田芳枝さん     子音を高い場所で発音できるようにすることと、母音をスムーズにつなげることが

必要です。

 

Mackey さん      声を高い場所まで抜き切りましょう。のびのびとしてスケールの大きなうたになるは

ずです。

 

上田桂子さん     声をのばして響かせるだけではなく、スパッと切ったり抜いたりすることもしてみま

しょう。

 

桜井紀子さん     ほとんどの音域をミックストヴォイスでうたってみましょう。ナチュラルなうたになり

ます。

 

えみ子さん       4ビートの曲がグルーブするように4分音符のうたい方を身に付けましょう。応用で

きます。

 

萩田早苗さん     低音域の発声方法を身に付けましょう。そうすることで、うた全体に表情が生れて

きますよ。

 

玉井美知子さん    半音の音程に慣れましょう。曖昧にならないように、鍵盤で確認しながら練習して

ください。

 

菅原悦子さん     上の方に明るく弾けるように発声しましょう。うた全体が力んで聴こえるのを避けま

しょう。

 

スイトピーさん      英語にスピード感が欲しいですね。運動と一緒で訓練が必要です。意識して発声し

ましょう。

 

堀川眞紀さん      4 ビートのノリ方のコツが少しつかめたようですね。しばらくこの練習を続けてみま

しょう。

 

小原幸代さん     美しいメロディの曲と声がマッチしています。自分の声に向いた曲を増やしていき

ましょう。

 

金澤豐史さん     声の当てどころを見つけるだけではなく、あくまでも空気を通すことを忘れないでく

ださい。

 

ぴーちくさん      発声の最優先課題として、地声の出し方を身に付けましょう。うたに安定感が出てき

ますよ。

 

スズさん         意欲的に練習に臨んでいますね。すぐに成果が表れなくても焦らずこのまま続けてく

ださい。

 

染矢幸子さん     忙しくてなかなかレッスンに来られませんが、忘れないように録音を聴いておいてく

ださい。

 

SACHIKO さん        英語の子音は自分が思っている以上に高い所で発音しましょう。うたに抑揚が出て

きますよ。

 

丸田町かおりさん   声がこもらないように、すこし口角を上げましょう。弾くようなイメージでうたいまし

ょう。

 

三浦志保さん     4ビートの感覚に慣れましょう。英語の子音の高さは思っている以上大げさな方が

いいです。

 

安井美和さん     フレーズの最後、特に長い音符の場合、蓋を被せるような感じにならないようにし

ましょう。

 

美楚さざい さん    しばらくお休みになりますが、レッスンの録音を聴いて感覚を忘れないようにしてく

ださい。

 

tomo さん       とても意欲的になってきましたね。メロディラインが確実になるまでうたいこんでくだ

さい。

 

Kitty さん               苦手な音域はどうしても緊張します。「出なくても構わない。」ぐらいの気でうたいま

しょう。

 

蘭さん           曲によっては、間延びして聴こえないようフレーズの最後をスパッと切ってうたいま

しょう。

 

丑山孝枝さん     英語の発音がもう少し丁寧になるといいですね。特に ” the ” や 語尾の ” s ”  

に注意しましょう。

 

Sherry さん       忙しくてなかなかレッスンに来られませんが、練習の録音を聴いて復習しておいて

ください。

 

大栄美さん     地声に拘らず、ミックストヴォイスやファルセットが魅力的なので、どんどん使いま

しょう。

 

笠原ふみこさん    口の形よりも、空気を通していくことを大事にしてください。情感豊かなうたになり

ますよ。

 

秋子さん        発声はぐんとよくなってきました。課題は英語の発音です。声に出して練習してみま

しょう。

 

本間望さん      口の動きだけではなく声の響く場所まで空気を通すことが大事です。姿勢も注意しま

しょう。

 

瑞季さん        背中をもっと使いましょう。英語は次々に空気で上に上につなぐように発音してみま

しょう。

 

局田奈都子さん    もっと明るくうたえるはずです。高い所に向かって声を弾くようにしてうたってみま

しょう。

 

横洲かおるさん    曲によってうたの表情を変えましょう。声を響かせるだけでなく、声を抜くことも必

要です。

 

宮坂義人さん     力まずにうたいましょう。高い音域を地声で張らずにフッと軽くうたってみるといい

ですよ。

 

浦野友彦さん     ただ口の形だけを変えるのではなく、空気を通してうたうことを忘れないようにしま

しょう。

 

咲井裕子さん     発声はずい分軽く明るくなりました。4ビートの曲のノリ方に慣れるように練習しま

しょう。

 

田中恵美さん     口の開け方に注意して、空気をもっと上まで通して行きましょう。子音の発音は要

注意です。

 

杉山敬子さん     吸った後一瞬止めるようにすると、慌ててうたい出さずにすみます。うたに余裕が

生れます。

 

小野曜子さん     地声に拘らず、ミックストヴォイスを使いましょう。無理なく自然なうたになると思い

ます。

 

シジミさん        体と顔の右側を意識的に使いましょう。音符の強弱や長短を極端なくらいにしてみ

ましょう。

 

谷口歩さん      ブレスのコツを覚えるといいですね。うたう時に顔を前に出さないように気を付けま

しょう。

 

優さん          発音は口の形だけ変えるのではなく、空気の通りが肝要です。高い所を意識してみ

ましょう。

 

稲木美夏さん     発声の基本が身に付くには時間がかかります。根気強くやってください。姿勢に気を

付けて。

 

平田敬子さん     こもらない、軽い明るい発声を身に付けましょう。英語の発音もリズム感も発声が基

本です。

 

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