B-HOT VOICE STUDIO

VOICE VOICE

VOL. 53 2014 年 9 月

< 10 周年記念号>

 残暑厳しい中、 B-HOT VOICE STUDIO は 10 周年を迎えました。 なによりみなさんに感謝致し

 ます。これからもよろしくお付き合いください。巻頭 VOICE は私の拙文にさせていただきました。

 

◆VOICE◆

            『 B-HOT VOICE STUDIO 10 周年を迎えて』  美山夏蓉子

 

 9/1 に B-HOT VOICE STUDIO は開設 10 周年を迎えました。

 

 10 年前にこのスタジオを立ちあげた時の手探り状態を思い出すと、よくここまで来られたなあ、

と感慨ひとしおであります。

  

  この 10 年間、たくさんの人が、それぞれの目的や目標や思いを抱いてレッスンに通ってきまし

た。ひとりひとりに寄り添いながら、疑問に答え不安を取り除き、その人の特徴を活かして、その

人の中にある可能性を引き出して行くようなレッスンをしよう、そう肝に銘じ続けながらやってき

た 10 年でした。

  

  とは言いながら、なかなか思い通りに行かないことも多く、試行錯誤の連続で、「このやり方で

いいんだろうか。他にもっといいアプローチの仕方があるんじゃないだろうか。」と自問することは

たびたびでした。

 

  「根気強く、柔軟であれ」と常に自分に言い聞かせてレッスンに臨んできましたが、そのおかげで

しょうか、レッスンをしながら発声や音楽のうれしい発見がたくさんありました。それを応用してやって

みると、また違う発見があったりもしました。

 

 振り返ってみると、この 10 年で私のレッスンのやり方は少しずつ変わってきていて、みなさん

とレッスンしながら、私自身の教え方もずい分進化したと思います。音楽的な経験と人生経験の積

み重ねが視野を広げさせてくれ、今まで見えていなかったことに気づかされ、余裕も生まれて来ま

した。「他人に教えるというのは自分が学ぶということだ」と言われますが、まさにそのとおりで、

レッスンを続けてきたことでどんなに成長できたかを今実感しています。そしてこれからも成長し

続けて行かなければいけないと思っています。

 

 もちろんレッスンは教える側と習う側が一緒になって紡いでいくもので、 10 年間続けてこられた

のも、みなさんが「根気強く、柔軟に」付き合ってくださったからで、本当に心から感謝しています。

誤解を恐れずに言わせてもらうと、この頃はどの人とのレッスンも毎回楽しみながら、面白がりなが

らやらせてもらっています。

   

 最近とみに、みなさんのうたの進歩が目覚ましく、驚かされることが度々です。これはみなさん

ひとりひとりが音楽に対して真摯に積極的に取り組んでいることの結果であって、こういうみなさ

んの真剣さに私はいつも感銘を受けます。

  

 私自身の音楽について言えば、この 10 年間の変化は目まぐるしく、この先どんな風になっていく

のやら自分でも見当がつきません。けれどもそんな状況にとてもワクワクしています。みなさんが困

惑し、呆れながらも応援してくださっていることに感謝しています。

  

  このスタジオが『道場』と呼ばれ、『健康快復所』と呼ばれ、『美容促進所』と呼ばれ、近頃では

『大久保のパワースポット』と言われるようにもなっているようですが、それだけみなさんのエネル

ギーがここに充ち溢れているからで、私もそのエネルギーに包まれながら、これからも日々みなさん

と音楽の歓びを分かち合っていきたいと思っています。

   

 そうそう、「 10 周年記念に何かやらないんですか?」と聞かれるのですが、はい、やりません。

だいたい根っからの無精者で、そういうことを企画したり実行するのが面倒だということもあるんです

が、レッスンするので精一杯というのが本当のところです。 10 年経ったから特別に何かやろう、とい

うことは考えていません。ただある日思いついたら、突然何か企画するかもしれません。その時はそ

の時のことで、まあ、あんまり当てにしないでいてください。

   

 なにはさておき、 11 年目が始まりました。また新たな濃密な時間を、一緒に元気に過ごして行き

ましょう!

 

◇ 今月のわたし ◇  

☆暑すぎて 声より先に 汗が出る 。 #石田真弓      なんだかんだでもうじき秋。

*みなさんの コメント待っています! よろしく!     

*暇な時には私のブログでも読んでくださーい!  http://miyakayo.seesaa.net/

*・・・ 美山こころの声

 

▼インフォメーション▼

新居恵美 : 9/27 (土) 浅草『 ZINC (ジンク)』 Open:18:00 19:00 Start

              MC\2,500 +1 drink order

              TEL: 03-6680-2830

              http://music.geosites.jp/zinc_asalisa

              < Beautiful Standard and Popular Songs Live VOL.4 >

              新居恵美 (vo) 小野曜子 (vo) 桜井紀子 (vo) 遠藤真智子 (vo)

              美濃口美也子 (vo) 山下万喜子

              日ノ下慶二 (p)  坂下貞行 (b)  菅原良 (ds)

 

♪ 美山ひと言アドバイス ♪

赤津あやさん     ディープで豊かな声が本来の持ち味だと思います。体の使い方をマスターしましょう。

 

岩田京子さん     とにかく力まないこと。それからフレーズの中のアクセントの位置に注意しましょう。

 

大石めぐみさん    スペースをとって、もっとゆったりうたいましょう。お尻と背中を引きあげましょう。

 

ちえさん        歌詞を覚える時には、頭の中ではなく、本番と同じテンポで実際に声に出しましょう。

 

中村亜海さん     口の形や下顎だけを動かすのではなく、鼻腔の奥まで響かせて英語を発音しましょう。

 

山崎千晴さん     英語の歌詞も日本語の歌詞も、フレーズのどこにアクセントを置くか注意しましょう。

 

南ひろみさん     スタンダード曲は制作年代に幅があって、比較的新しいものを練習していきましょう。

 

NOZOMI さん     方向性がはっきりしてきましたね。自信を持って、まっすぐに進んでいってください。

 

SARA ☆さん     右半身をもっと使うようにしましょう。声が深くなって表現に奥行きが生まれますよ。

 

sihosiho さん     以前に練習して納得できなかった曲も、改めて取り上げるとしっくり来ると思います。

 

野地恵子さん     ジャムセッションで、ミュージシャンとのコミュニケーションを実感してみましょう。

 

石田真弓さん     音楽を頭の中で作るのではなく体で作ってみましょう。動きながらやってみましょう。

 

新居恵美さん      アクセントをつける音は強くというより長くうたいましょう。大げさでいいんですよ。

 

松田芳枝さん      跳ねないうたい方に慣れてきましたね。歌詞からもアクセントの位置は判断できます。

 

Mackey さん      右半身をもっと動かしてうたってみましょう。 空気の通りがスムーズになるはずです。

 

桜井紀子さん     音の立ちあがりをよくしましょう。ポーンと上に跳ねあげながらうたってみましょう。

 

えみ子さん       努力の結果が着実に実っています。前に練習した曲をまたやってみるのもいいですね。

 

玉井美知子さん    明るく弾ける感じを活かしながら、特にバラード曲は焦らずゆったりうたいましょう。

 

菅原悦子さん     スペースを取りましょう。強い声とやわらかい声のバランスをとるようにしましょう。

 

堀川眞紀さん     バラード曲はうたおうと意識するよりも、歌詞を語ろうと意識してみるといいですよ。

 

萩田早苗さん     目の前の空間だけに集中せずに、広く大きな空間を意識しながらうたってみましょう。

 

丸田町かおりさん   ためてうたい過ぎないようにしてみましょう。スーッと行く方がいい場合が多いです。

 

モカさん         大分うたが軽くなってきましたね。この調子で。しゃくる癖をなくしていきましょう。

 

安井美和さん      低音域をもう少し充実させたいですね。踵に体重をかけて、背中を引きあげましょう。

 

局田奈都子さん    うたのスタンスを広く構えて、何でも取り込んでしまいましょう。リラックスが大事。

 

tomo さん       骨盤から上半身を引き上げるようにして発声しましょう。声にパワーが出てきますよ。

 

丑山孝枝さん      姿勢を変えるともっと発声が楽になります。骨盤から体を上に引き上げてみましょう。

 

本間望さん       フレーズの出だしを力まないようにしましょう。英語はケアレスミスをしないように。

 

瑞季さん         フレーズの途中で力まないように。セカンドコーラスでラッシュしがちなので要注意。

 

横洲かおるさん     唇と舌を活発に使ってどの子音も粘って発音しましょう。上方向への圧力が必要です。

 

宮坂義人さん      4 ビート曲のうたい方が軽くなってきました。バラード曲も同様に取り組みましょう。

 

浦野友彦さん     曲のトーンが一色にならないよう、今までとテイストの違う曲も練習してみましょう。

 

杉山敬子さん     エキサイトして行く際の、高音のコントロールを身につけましょう。姿勢が大事です。

 

小野曜子さん     フレーズの最後に息を下に吐かないように。高い位置で発音すべき子音に要注意です。

 

谷口歩さん       アップテンポの曲も練習してみましょう。少し張り切った感じを出すのもいいですよ。

 

平田敬子さん     ロングトーンをうたう時、一音一音にクレシェンドをかけないように注意しましょう。

 

小田幸子さん     難しい曲も諦めずに練習しているので、段々力がついてきています。ピッチに要注意。

 

今木優子さん     口の開け方を少し変えてみましょう。声の当たる所が変って大人っぽくなるはずです。

 

June さん       骨盤とお尻と背中が休んで緩んでしまわないようにして、連動させることが肝要です。

 

Aya さん        失敗を恐れず、ファルセットをどんどん使ってみましょう。表現の幅が広がりますよ。

 

シジミさん       二重母音は、最初に来る母音の方を長くしましょう。骨盤から上半身を上げましょう。

 

YOU さん        少しハードルが上りましたが、がんばって練習してください。英語は語尾まで要注意。

 

ざくみさん        うたっている間上半身の位置が落ちないように注意しましょう。背中を使いましょう。

 

千絵さん        目立たせたい音は、思い切り膨らませてうたってみましょう。平板にならないように。

 

チャムさん      発声と身体の使い方が結びつくには時間がかかります。いつも自分を観察しましょう。

 

Yuri さん       難しそうな曲でも、時間をかけて諦めずに取り組めば必ずうたえるようになりますよ。

 

iyochan さん      しゃくる癖をなくしましょう。上に向けポーンとその音を出すようにしてみましょう。

 

ヨシコさん        英語の発音は律儀すぎるとリズムが違います。 音符に対する音節の乗せ方も大事です。

 

KANO さん       語るような所とたっぷりつなげてうたう所と両方あるといいです。二重母音は要注意。

 

miztama さん      まずは原メロを知ることが必要です。一拍をたっぷり長く取れるようになりましょう。

 

michi さん        4 ビート曲を軽くうたえるようにしていきましょう。スローな曲でも基本は同じです。

 

ひろ子さん       下顎に力が入らないようにしましょう。声も下に落とさず、上に向かって行くように。

 

lili さん         どんどんレパートリーを増やしましょう。そうしている間に感じがわかってきますよ。

 

Pretty さん      頭よりも , からだ先行で行きましょう。 体の中から外への空気の流れを覚えましょう。 

                                 

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