B-HOT VOICE STUDIO SINCE 2004
VOICE VOICE
VOL. 54 2014 年 11 月
秋になって、寒くなってきましたね。 乾燥して、ノドにはあまりうれしくない季節です。 肌のお手
入れだけでなく、ノドのケアも忘れずに。 楽しくうたってうたってうたいまくりましょう!
◆ VOICE◆
『歌の世界への長い旅の途中、ちょっと振り返ってみる』 ざくみ
ちょうど2年前の今頃の季節、私はずっと考えていたことを実行すべく思い切って電話の受話器
を取り、ウェブサイトからメモした番号を押し、緊張の呼び出し音の後に「はい」と電話に出た人に
向かって上ずった声で尋ねました。「あ、あのー、ビーホットボイススタジオでしょうか?」。そして
おずおずとご挨拶すると、「あらー、久しぶりね、元気?」と、十数年前と全く変わらない美山先生
の声がパワフルに聞こえてきたのです。何だか嬉しくなりました。「よし、また歌が歌えるぞ!」。
こんな感じで、私の B-HOT VOICE STUDIO でのレッスンが始まりました。
美山先生とは、以前先生が教えておられた教室の生徒として初めて出会いました。事前に厳し
い先生だと伺っていたけれど、こんなにボーっとしている私にも、どう歌を歌うかを毎週一生懸命に
教えて下さる得難い先生でした。そうして 3 年ほど経った時、残念なことに遠方への引っ越しにと
もなって教室を離れなければなりませんでした。その後の約 13 年間、何故だか鼻歌のひとつも
歌った記憶がないような日々を過ごしてしまったのです。その間に転居先から元の居住地に戻っ
て生活していた中で、たびたび起こる息の詰まるような出来事にストレスを溜め込んでいた私は、
ある時からむくむくと歌いたい気持ちが湧いてきて、それが日々膨らんで行きました。そんな時、
頭の上にパチッと電球が灯り、そこには美山先生のニカッと笑ったお顔が浮かんでいたのです。
そうして私は電話の受話器を取りました。 13 年間のブランクは長かったけれど、先生は相変わ
らずボーっとした私に今も変わらず歌を一生懸命教えてくださる得難い先生です。
現在は月に1回のペースでスタジオにお邪魔します。まずピンポンを鳴らす前に、入口にある猫
の「にゃんちゃん」の豪邸をチェック(残念ながら大抵不在・・)。それからドアのところで先生と猫
談義。ちなみに自分の名前「ざくみ」は、家の飼い猫オス 4 歳の名を本人に無断で勝手に借りて
ハンドルネームにしています。スタジオに上がり、いつも飾られている綺麗なお花を見て花談義。
それから更に歌舞伎談義、などなど。毎度、いったい何しにここへ来たんだということにならない
内に、はいはい、始めましょうと先生がピアノの前に座り、「ンガンガンガン・・・」と発声が始ま
ります。喉は空気の通り道、声は顔のこの辺から出るのよ。はなの孔を意識して!いつも悪戦苦
闘を続けて早2年、最近、「あっ、すこーし良くなってきたかな?」というお言葉。わーい!そして、
まだまだ長い道のりは続きます。背中の筋肉が難しい・・・。
元々ロック大好き小学生から始まり、夢はロックシンガー、すぐ隣の家の窓から大音量で流れ
てくる森進一や青江美奈に負けないように、ロックのレコードを目いっぱいかけまくっていた中学
生時代、そんな時に、深夜のラジオから聞こえてくる、ちょっと違う大人の音楽を背伸びして聴い
ている内にハマってしまったジャズでした。年を経て、こんなに素敵な曲の数々に出会えた幸せ
を心から感じ、でも実はまだまだ自分の知らない名曲がこんなにたくさんあるのだと驚かされるこ
ともしばしばです。そしてレッスンで取り組んだ曲に四苦八苦しながらも、だんだんその曲の世界
が自分の細胞のどこかに取り込まれていくようなささやかな感覚、また次に出会う曲に心がとき
めくワクワクする気持ちが、益々歌うことを好きにさせてくれている気がします。スタジオで新しい
曲が決まってレッスンを始める前に、美山先生がお手本にワン・コーラスを歌われると、その瞬間
まるで魔法にかかったようにその曲に命が宿って目の前に歌の世界が広がっていくのが感じられ、
いつか自分の歌にも灯火のような命が宿ることを夢見て、これからもずっとこうやって歌の世界を
旅していきたいと思はずにはいられません。
◇ 今月のわたし ◇
☆ポルトガル語の勉強、始めました。 #YOU ボサノバはやっぱりポルトガル語がいい!
☆芸術の秋、大好き! #石田真弓 スポーツの秋、体も鍛えよう!
☆ココナッツオイルにはまり、和食もハワイ風味。 #杉山敬子 試食したいなあ。
みなさんの コメント待っています! よろしく!
暇な時には私のブログでも読んでくださーい! http://miyakayo.seesaa.net/
・・・ 美山こころの声
▼インフォメーション▼
赤津あや: 12/13 (土) 三鷹『ウナマス』 14:00~ 2 Sets チャージ \2,000
「 Sweet Tangerine クリスマスライブ」
(vo ) あや なりこ 照美 実千代 あつみ 久子
(P) 田村博 (B) 高尾幸宏 (Dr) 安藤信二
TEL: 042-236-6252 www.unamas.JP
( ご予約は赤津までお願いいたします :
携帯 Tel: aya-natsu -7837@ezweb.ne.jp )
新居恵美 : 12/6 (土) 浅草『 ZINC (ジンク)』 Open:18:00
1st Stage 19:00-20:00 2nd Stage 20:30-21:30
チャージ: 5,200 円 (MC+ ビュッフエ +1 ドリンク )
TEL: 03-6680-2830
http://music.geosites.jp/zinc_asalisa
新居恵美 (vo) 日ノ下慶二 (P) イチタカタ (B) 谷本成輝 (Ds)
♪ 美山ひと言アドバイス ♪
赤津あやさん 口角を上げるよりも、額や眉毛を上げる方を優先しましょう。ピッチが良くなります。
岩田京子さん さわやかでやさしくてほんわか、というイメージを貫いて行くのがいいと思いますよ。
大石めぐみさん 単語の音節ひとつひとつを律儀に発音すると硬くなります。流れを大事にしましょう。
ちえさん 本番までのコンディションの調整がポイントになります。本番にピークが来るように。
中村亜海さん 英語を発音する時は絶対に途中で鼻を閉めてはいけません。徹底的に意識しましょう。
山崎千晴さん 英語の発音やスピードに慣れましょう。何度でも、実際に声に出して練習しましょう。
南ひろみさん 始めに難しいと思った曲でも、時間をかけて練習すれば必ず自分のものになりますよ。
NOZOMI さん どんな状態でも一定の水準をキープしていくために、基本を大事にして行きましょう。
SARA ☆さん レパートリーを整理して、前に練習した曲も違ったやり方でうたってみるといいです。
sihosiho さん 発音しにくい音節がいくつかありますが、確実になるまでゆっくり練習してください。
野地恵子さん うたう時に前傾する癖があります。発声に不利な姿勢なので、意識して直しましょう。
石田真弓さん 「 p 、 b 、 m 」は唇をしっかり合わせて発音しましょう。些細なことが影響するものです。
新居恵美さん 律儀過ぎるとうたが小さくまとまってしまいます。完璧より大胆さがもっと必要です。
松田芳枝さん 骨盤から体を引きあげましょう。声の抜け道はもっと奥にあります。開拓しましょう。
Mackey さん 下顎に力が入りがちです。笑わないでうたってみましょう。目から上を使いましょう。
桜井紀子さん フレーズの最初に声を出し過ぎないようにして、最後までを見通してうたいましょう。
えみ子さん 声の抜ける道を覚えましょう。そこが同時に、英語の発音に必要な通路でもあります。
玉井美知子さん 上手な伴奏で歌い続けて行けば、耳もジャズのサウンドやリズムに慣れて行きますよ。
菅原悦子さん 強い声を活かすには、ピアニシモでうたったり息を混ぜてうたう箇所を作りましょう。
堀川眞紀さん 本来の英語力を活かしてください。うたう時に別物になってしまってはもったいない。
萩田早苗さん フェイクフレーズで緊張しがちですね。原メロと同じように何度もうたってください。
丸田町かおりさん 4 ビート曲もバラード曲でも、聞こえなくても構わない音節は小さくうたいましょう。
モカさん 全部を同じような大きいボリュームでうたわずに、抑えてうたう箇所も作りましょう。
安井美和さん 目的に向かって集中して練習してください。徹底してしゃくらないようにしましょう。
局田奈都子さん 苦手な半音階で緊張しないよう、上下行とも繰り返し練習して感覚をつかみましょう。
tomo さん 声が出るようになっても自分の個性を大事にしてほしいです。力まずにいきましょう。
丑山孝枝さん 細かい発音に注意しましょう。せっかくきれいにうたえているのにもったいないです。
本間望さん フェイクがワンパターンで平坦にならないように。思い切って枠をはみ出しましょう。
瑞季さん 声を出す時に緊張しなくなってきましたね。スキャットもどんどん挑戦してください。
横洲かおるさん うたが均等にならないように。スピードの変化やスペースの取り方を研究しましょう。
宮坂義人さん ジャズのスタンダード曲のうたい方に馴染んで来ました。大人の男性の色気を大切に。
浦野友彦さん 音符ひとつひとつではなくフレーズ全体で大きく捉えましょう。ゆったりしてきます。
杉山敬子さん 1 曲で何曲分にも匹敵するような難曲を練習し、持久力、集中力を身に付けましょう。
小野曜子さん 目標があると集中して練習するので力がつきますね。曲のポイントをつかみましょう。
谷口歩さん ジャムセッションには行かないですか? 一度体験すると、もっと楽しくなりますよ。
小田幸子さん 忙しい中でも時間を作って練習を続けている結果、ちゃんと自力が付いて来ています。
今木優子さん 右半身と右の顔面を使いましょう。鼻が閉じなくなって発声が安定してくるはずです。
June さん 最近発声が変ってきました。ようやく声の通路が出来てきたようですね。この調子で。
彩花さん 大事な時期なので、無理のないようにしてください。うたうことを楽しんでください。
シジミさん 発声練習を欠かさないでください。フレーズの途中で力まないように注意しましょう。
YOU さん 発声が安定してくれば表現にも余裕が出てきます。明るく、ゆったりうたいましょう。
ざくみさん 全部を全力でうたっては、うたに表情が出ません。歌詞に寄り添ってうたいましょう。
千絵さん うたが小さくまとまらないように。スキャットはとにかくやり続けることが大事です。
チャムさん 声と身体の関係が少しずつ実感できてきているようですね。継続していってください。
Yuri さん 自分の中にある可能性を信じてください。もっともっと魅力的なうたがうたえますよ。
iyochan さん 少しずつ癖が取れてきました。勘違いしていたうたい方から脱け出していきましょう。
ヨシコさん 8 ビート、 4 ビート、ボサノバ、それぞれのリズムの違いを感じながらうたいましょう。
KANO さん 右半身、顔の右側だけをフル活動させてうたってみましょう。声の抜けが変りますよ。
miztama さん スキャットの練習は、楽器でアドリブしながら、そのフレーズをうたってみましょう。
michi さん 下顎に力が入ってしまうのを防ぐために、徹底的に笑わない顔でうたってみましょう。
lili さん 発声そのものに問題はありません。曲によってうたの表情が違ってくるといいですね。
Pretty さん 基本的な身体の使い方を覚えましょう。発声と英語とリズムは全部リンクしています。
ゆかりさん Welcome Back! 声の世界は奥深いですね。ゆっくり、じっくりとやって行きましょう。