VOICE VOICE
VOL.13 2007 年 11 月号
秋になり、体調不良の方が多いようですね。自己管理をしっかりして、うたいたいですね。私の新しい CD”Circle Step” は 12 月に発売になります。今から楽しみにしています。また新しい世界を探求していこうと思っています。みなさんも自分発見の旅を続けてください。
◆ VOICE ◆
『お楽しみは』 岩田 京子
私がはじめて美山先生に出会ったとき、まだ「加代子」先生で、(このあと 2 回名前を変えることになるとは知るよしもなかった。)ショートヘアでなんだかとんがっていた。(髪型のことですよ!念のため)そしてこのときから私の「カオス期」がはじまったのだった。
なにしろ数年合唱団のソプラノでファルセットしか出したことのない私にとってはまず「地声をだすこと」が想像以上に難関だった。自分の不器用な頭と体にびっくりしたものだ。言われていることと体がつながらない混沌とした時期、まさに惑星ソラリスの地表か、ウルトラQのオープニング状態がレッスンの度に起こったのだった。しかし、ちょっぴり(?)スパルタなレッスンが性に合ったのだろうか。とにかく通い続けた。
そしてしばらくして「お疲れ期」が訪れる。今まで生きてきた中で一番ひよわだったと思える時期だ。
美山先生は、といえば、「マッチョ期」真っ只中。腹筋背筋を鍛え、ビリーよりも前に「入隊」していた。確か腹筋が六つか八つに割れていたはず・・・(本人談のはずだが詳細不明。ご本人にご確認ください。)
しかしそんな中でも別の角度から音楽を見つめなおすことができたのだった。いろいろなことに手をだした中でも「書」はとても音楽的だった。
2 次元に描かれていながら 3 次元を感じられる空間芸術。 全体を見通しながら、最初から最後までスピードを失わずフレージングを大事にリズミカルに一気に書きあげる。エネルギーと重力によって、点と点の墨のない空間であっても、筆は軌道を描きながら空間を確実に進む。楷書、行書、草書と変化していき、ひとつとして同じものはできない、唯一無二のもの。
「書」によって音楽との共通点を見いだし、相乗効果でさらにそれぞれの面白さが倍増したのだ。
当たり前のことなのだろうが、物事すべてがリンクしていて、ひとつのことはすべてに通じている。そのことにあらためて気づかされ、ますますいろいろなことが楽しくなる。
そしてこのころからすこしずつオトナ(!)になってきたのか、いつの間にかカオス期をこえて、自分なりに折り合いのつけ方がわかってきたらしい。ほんの少しずつでも人は成長するものなのだ。
さて、最近はというと、ここにきてなんだかとても元気だ。お疲れ期もおわっていたようだ。しめしめとばかりにまた何かやらかすのだろう。そして音楽とのつながりを確信してよろこびを感じるのだ。
振り返るにはまだ早い。だってお楽しみはこれからだ。 そうですよね。先生。
◇ 今月のわたし ◇
△ 久々に気合いを入れたライブをします!!あと一ヶ月、どこまで出来るか・・・ # 天宅しのぶ ライブは気合だ!
△ 芸術の秋!!ますますジャズが楽しい! # 石田真弓 ますます音楽が面白い!
△秋の匂い。切なくなるなぁ・・・ # Ayako あっと言う間に冬になる・・・
△まだレッスン2回。的確にツボを突く教えに注意されながら嬉しくなってしまう私です。 #空閑美絵 指圧のようなレッスン?
△ 歌い過ぎないように思いを伝えたい! #南ひろみ そう思ってるとそうなる!
△ 復帰しました!嬉しいです!! #加藤夕季 お帰り!わたしも嬉しい!
△ 音楽の秋突入 ♪ 色々な人のライブを見に行きたいな〜 #安田輝美 どんどん出かけて!
△ フェイクが出来ない自分にむずむずしますが、歌うことが楽しくなってきました。 # Mackey 楽しいのが、一番!
△ ” 変化すべきとき ” が、来ている気がします .... #鈴木麻美 思ったとおりに、やってみよう!
△もっと体の中から「ぐわぁ〜っ」と深い声、のびやかな声が出せるようになりたいです # SARA ☆ 毎日の積み重ねなのだ!
・・・ 美山こころの声
◆インフォメーション◆
天宅しのぶ: 11/10 (土) 天宅しのぶスペシャルライブ in 「貴族」
天宅しのぶ( v )田中裕士( p )グレッグ・チャコ( g )伊藤潮( b )
「貴族」・・
10,000
円(フリードリンク&オードブル)
12/3 (水) 赤坂『ケイ』 赤坂 6-3-16 アトム国際ビル 2F TEL/03-3586-5151
天宅しのぶ( v )福井ともみ( p )スタン・ギルバート ( b )
ミュージックチャージ 2,500 円+ 2 ドリンク+サービス料 10%
Ayako : 10/23 (火) 高田馬場 四谷天窓 .comfort
11/14 (水) 代々木 Bogaloo
12/3 (月) 代官山 晴れたら空に豆まいて
AyakoHP : http://plaza.rakuten.co.jp/ayapin777/
南ひろみ: 11/27 (火) 赤坂 G'sBar 20 時〜( 3set 、オリジナルとスタンダード)
赤津あや: 11/2 (金) 「 Caro 」国立駅南口から30秒 pm 8 : 00 〜 tel 042-577-3234
ノブ平田(p ) 坂本剛士(b)
12/3 (月) 「あ・うん」
w/ 和代 (vo) 田鶴子 (vo) 橋本麻里子 (p) 江上友彦(b)
ドリス伊東、柏原槙子、早川良江、松田芳枝、赤津あや:
11/8 (日) 西荻窪 『ココパーム』 (北口交番 4軒隣り) 2:00pm~4:00pm
Tel:03-3396-9751
SARA : 12/25 (火) 大宮「 Thorough breds 」
20:00~ 2sets Tel: 048-648-9011
http://salovez.web.infoseek.co.jp
♪ 美山ひと言アドバイス ♪
赤津あやさん 顔の筋肉を思い切り動かしてうたってみましょう。姿勢も更に気をつけてうたってみましょ
う。日々の暮らしの中で身につけるようにするといいですよ。
ヘレン・ベイカーさん 少し余裕をもってうたえるようになってきましたね。うたっている自分を冷静に見つめるこ
とも必要です。以前に練習した曲をまた復習してみましょう。
天宅しのぶさん
英語に対してあまり生真面目に取り組み過ぎなくても大丈夫ですよ。少しづつ楽になって
来ているので、構えすぎずに大胆になりましょう。
磯部崇史さん かなりやる気が出てきましたね。こういう時期を逃さないように、徹底的に練習するとい
いですよ。自信をもってうたってください。
ドリス伊東さん 1曲1曲、マイペースで練習を積み重ねている成果が確実に現れています。自分の納得
がいくまでやり通す姿勢をこれからも貫いてください。
ちえさん ますます積極的に取り組む姿勢がいいですね。うたうことを今までと違う角度から見て
いることが、うたに反映されています。この調子でいきましょう。
岩田京子さん ジャズヴォーカルはこういうものだ、という既成の考え方に捉われずに、曲そのものと
向かい合うことで、自分らしくうたっていきましょう。
大石めぐみさん 作曲者と作詞者の気持ちになって曲をみつめてみましょう。どの曲にもその曲の味わ
いがあります。それを大事にすると、また違ったうたいかたになりますよ。
小畑令子さん レッスンの時間だけではなく、毎日の生活の中で、姿勢や顔の筋肉に気をつけるよう
にしましょう。そうすることで、うたうことが自然になりますよ。
加藤夕季さん お帰りなさい!新しい自分に慣れるまでしばらくは時間がかかるかも知れません。焦
らず、そして楽しながら、調整していってください。
川上静恵さん 内面の情熱を表に出すためには、それだけエネルギーが必要です。持っているエネ
ルギーを惜しまずに使いましょう。そのことに慣れていきましょう。
河村留理子さん 若いときにしか表現できないことがあります。今の自分に正直にうたってください。
既成の考え方から解放されて、のびやかにうたってください。
いとゑさん 今の自分の声を大切にうたってください。かつてのキーに拘るのはやめましょう。そ
して、今の自分の感性で、曲を味わってうたっていきましょう。
K ソニックスさん リズムに対しては、もっと厳しく拘ってもいいと思いますよ。同じようにトーンに対して
も、拘っていくと、うたが一層豊かになりますよ。
SISTER さん 英語のリズムの会得のコツは、とにかく毎日実際に声に出してみることです。繰り返
し練習することです。必ず身につきますから、辛抱強くやってください。
鈴木麻美さん リズムを身につけるには、本当に確実にわかるまで、繰り返し練習することです。曖
昧なままにしておくと、いつまでも変わりません。厳しくやってください。
TONKO さん 1曲1曲をじっくり練習したいという姿勢がいいですね。時間をかけて、ていねいに納
得するまでやって行きましょう。お気に入りの曲が増えるといいですね。
中村亜海さん 発声とリズムの捉え方が、ぐんとよくなりました。努力が着実に成果となって現れてき
ましたね。安全な場所に落ち着かずにチャレンジしていってください。
本間由紀子さん ジャズの魅力のひとつはリズム感です。これはすぐに身につくものではありません。
意識をして繰り返し練習してください。がんばりましょう。
前田ひろみさん 歌詞とメロディーをしっかり味わって、心の奥深くまで沁みこませる様にしてうたって
ください。今まで練習した曲も、もう一度振り返ってみましょう。
三沢ひろみさん 一度覚えたことに拘らずに、もっと違う捉え方があるのじゃないか、こうもできるし、
ああもできるんじゃないかと、トライしてみてください。
室田せい子さん ジャズのリズムを身につけるためには、それなりの厳しさが必要です。しつこさが必
要です。時間をかけて集中して練習してみてください。
南ひろみさん 少し時間に余裕ができたら、もう一度発声のチェックをしてみてください。癖は自分の
気づかないうちに身についてしまいます。注意しましょう。
山崎千晴さん 今まで自分の中になかった、未知のリズムやフレーズに慣れ親しむには、時間が必
要です。諦めずに何度でも繰り返して練習してください。
濱のぞみさん 1曲の中にストーリーを描いてうたってみてください。相手に向かって言っているのか、
自分に向って言っているのか、といったことも考えるといいですよ。
SARA ☆さん 努力は着実に実っています。焦りは禁物です。今の姿勢を大切にして練習していっ
てください。ヴォーカル以外の CD も聴くようにしましょう。
sihosiho さん 色々なタイプの曲を練習していきましょう。自分の中にある情熱をコントロールしなが
ら、表に出せるようになると、更にうたが大きくなりますよ。
染谷ひろ子さん 発声がぐんとよくなりましたね。繰り返し練習してください。歌詞の内容を読み取ろうと
いう姿勢が見えてきました。大切なことです。この調子で。
Ayako さん 枠にはまらない様にしてください。音楽の可能性はいくらでもあります。視野を広げる
努力をしてください。たくさん読書をして映画もどんどん観ましょう。
野地恵子さん リラックスしてうたえるようになってきましたね。発声もとても軽くなってきました。ほんわ
かとして味わい深いうたをうたってください。
今泉庸子さん 声は一色ではありません。顔と一緒で色々な表情があります。それを探ってみてくださ
い。英語の発音は、しつこく厳しく練習してください。
石田真弓さん ブレスのコツをつかむと、フレージングがもっと楽になります。姿勢に注意して、毎日練
習してください。楽器との相乗効果でうたの世界も広がりますよ。
竹島千絵さん ジャズヴォーカルの既成の考え方に捉われずに、もっとおおらかにうたっていきましょう。
毎日の生活の中で、姿勢を直していくように注意してください。
新居恵美さん
忙しい仕事にもかかわらず練習している姿勢が、少しづつ成果となって現れています。
バラード曲もトライし続けてください。だんだんと馴染んでいきますよ。
成宮美保子さん 長いお休みに入りますが、いつかまた復帰するときを楽しみにしています。最近の力の
抜け具合を忘れないでくださいね。いいレパートリーが増えましたね。
吉村早織さん 発声で出来ている顔の筋肉の使い方を、うたうときにも忘れないで下さい。ビッグバンド
ではないサウンドをバックにうたうチャンスが増えるといいですね。
守下裕美子さん がむしゃらに、やみくもに練習してもあまり成果はありません。問題点をはっきり自覚し、
上手くできたら、何故上手くできたかを分析してください。
松田芳枝さん ジャズシンガーのうたいかたに捉われずに、曲・詞そのものを自分なりに捉えてうたうよ
うにしましょう。古い殻を脱捨てると、もっと楽しくなりますよ。
Mackey さん 表現したいという欲求が強くなっているのがいいですね。色々なタイプの曲を練習して
みましょう。音楽の見方がもっと広がると思いますよ。
麻依子さん 自分の課題を理解しているのがいいですね。進歩に欠かせない大切なポイントです。
忙しいとは思いますが、時間を作ってコンスタントに練習してください。
正田亜八香さん 地声でうたうばかりがいいわけではありません。気にせず裏声でもなんでも使って、
力まずに歌ってください。セッションもどんどん参加してください。
酒井由美子さん 体調がすぐれないときは、声も思うようには出ないものです。そんなときは、それで
よしとして、曲を楽しんでください。お気に入りを増やしましょう。
福島すみこさん 感情移入したときの姿勢に注意しましょう。気持ちは内面に向かっていても、声は外
に向かわなくてはいけません。そのことを忘れずにうたいましょう。
上田桂子さん 日頃の練習量が増えれば、もっとのびのびとうたえると思います。歌詞に込められた
作詞家の思いを汲んでうたうと、また表現が違って来ますよ。
山浦知子さん 仕事が忙しくて、なかなか練習する時間も、レッスンに来られる時間もないとは思いま
すが、せっかくの素質を眠らせないようにしてほしいです。
石井章子さん 体質も個性です。逆にそれを生かしてうたいましょう。ただし、姿勢は直しましょう。とて
も損をしています。リラックスしてうたっていきましょう。
黒澤京子さん 姿勢がよくなると、発声はもっと楽になりますよ。英語のリズムに慣れるには、まずゆ
っくりと始めてだんだんと速くしていくといいですよ。
尹紀和さん 長いお休みに入りますが、また近いうちに復帰してください。今まで練習した曲を忘れ
ないようにして、次は何をうたってみたいか考えておいてください。
Settima さん ジャズヴォーカルはこういうものだという既成の考え方に捉われないでください。誰か
の真似ではなく、 本来の自分の声と感性でうたってください。
能登谷淳子さん マイペースで、じっくりやっていってください。どういう曲をうたってみたいか考えておい
てください。 体と顔の力を抜いてうたうようにしましょう。
枝川佳世子さん 呼吸のコツをつかむといいですね。声がもっと明るく軽くなりますよ。どの曲にもドラマ
があります。 歌詞から、それを汲み取ってうたっていきましょう。
安田輝美さん 小さくまとまらずに、大きなうたをうたっていきましょう。そのためにも、まずはどの母音
も大きく口を開けて発音することを心がけてください。
久住奈央さん 毎回、前回の課題をクリアーしていますね。努力のあとが見られます。今の一番の課
題は、姿勢です。これは毎日の生活の中から直していってください。
三國由布子さん ブレスのコツを掴みましょう。そうすれば、今よりスピード感のあるうたがうたえます。
また、発音もクリアーになります。今のうちに練習してください。
遠藤淑子さん
個性豊かな声を大切にしてください。他人と比べる必要はありません。ただし、まず
は姿勢をよくしましょう。もっと魅力的な声が出るはずです。
山原有伊里さん 体調の悪いこともひとつの個性にして、力みのない、ゆったりしたうたをうたってくださ
い。お休みの期間も復習だけは欠かさずにしておいてくださいね。
平石伸一さん 少しづつ声を出すことに慣れてきましたね。自分の声の聴こえ方が変わってきたと思い
ます。英語の発音は、慌てずに、しっかりと練習してください。
上別府佐代子さん 声を出すということがどういうことか、少しづつ分かってきているようです。運動だと思
って大きく口を開ける練習をしてください。鳴れることが必要です。
空閑美絵さん ライブが終わったら、じっくり発声の練習をしましょう。もっと楽にうたえるようになりま
すよ。ジャズヴォーカルに対する思い込みから解放されましょう。
波多野素子さん まずは発声の方法をしっかり身につけましょう。色々な思い込みが自分自身を縛って
いるようです。本来の自分を見つけることから始めましょう。
神田理香さん 体調の悪いことはひとつの個性だと思いましょう。姿勢をよくすると、発声がもっと明る
く軽くなりますよ。ジャズヴォーカルへの思い込みをなくしましょう。
臺哲郎さん 基本からやり直したいという熱意が素晴しいですね。元々持っている声の良さを生かし
て、1曲1曲のメロディーと歌詞を味わってうたってください。
桜井紀子さん じっくりとマイペースでやっていってください。体の調子も個性だと思ってください。1曲
1曲、歌詞を味わいながらうたっていきましょう。